ダイヤモンド葬とは?依頼できる場所や工程を紹介

ダイヤモンド葬を調べているあなたは、かなり情報に敏感な人かもしれません。

今はまだダイヤモンド葬という言葉を聞いた事のない人の方が多いのではないでしょうか。

まだまだ新しい、ダイヤモンド葬について詳しく紹介します。

ダイヤモンド葬とは

葬という文字がありますが、葬儀の形式ではありません。

どちらかというと、埋葬や納骨の全く新しい形と言えるかもしれません。

ダイヤモンド葬とは、火葬を済ました遺骨を使って人工的にダイヤモンドを作り出し、常に故人を身近に感じていることができるというものです。

火葬を済ませた遺骨ばかりではなく、既に埋葬されていた遺骨でも問題ありません。

全骨を使用しますので、お墓の心配が必要ないというメリットもあります。

ダイヤモンド葬の歴史

合成ダイヤモンドの生成に成功したのは、20世紀後半でした。

高圧高温法というのは、ダイヤモンド葬にも通じるダイヤモンド生成の唯一の手段です。

合成ダイヤモンドは、不純物を取り除くことが難しく、不純物によって黄色や黒などのダイヤモンドが出来上がり、透明度も低いため工業用として使用されてきました。

こうした不純物を取り除きクオリティの高い合成ダイヤモンドの生成に成功したのは、スイスのアルゴダンザ社です。

2004年にスイス、グラウビュンデン州の州都でもあり、5000年の歴史を持つスイス最古の都市クール市に設立されました

現在メモリアルダイヤモンドとして生成されるダイヤモンド葬は、天然ダイヤモンドと比較しても決して劣らない高いクオリティのダイヤモンドです。

むしろ管理された中で作られる合成ダイヤモンドのため、傷や不純物が無く、透明度は天然物より高い場合が多くあります。

色見は個々人の炭素が持つ特徴により、まったく同じ色のダイヤモンドはできません。

こうした意味でも、世界に一つだけのメモリアルダイヤモンドが出来上がります。

ダイヤモンド葬の作り方

ダイヤモンド葬を作りたいという人に、手順を紹介します。

  1. 資料請求
  2. 申し込み
  3. 遺骨を預ける
  4. 遺骨が製造メーカーに渡される
  5. ダイヤモンドの生成
  6. ダイヤモンドの完成
  7. ダイヤモンドの仕上げ
  8. 自宅に届けられる

資料請求

まずは資料を請求し、家族ともしっかり話し合ってから決めましょう。

申し込み

ダイヤモンドのカットについてや、アクセサリーの台座なども選んで申し込みます。

特に加工をしないピュアダイヤモンドで受け取る方法もあります。

申し込みの時点で支払いをする事が多いので、カードや現金を準備しておきましょう。

遺骨を預ける

遺骨を預ける方法は、送るか業者が引き取りにくるかのどちらかです。

申し込みの際に指示がありますから、聞き間違いのないよう注意してください。

遺骨が製造メーカーに渡される

遺骨の申し込みや手続きは、国内にある代理店で行います。

しかしダイヤモンド葬を作るのは、スイスなど海外にあるメーカーですので、遺骨は海を越えて製造メーカーに届けられます。

ダイヤモンドの生成

製造メーカーについた遺骨は、遺骨の中の炭素の含有量や成分を確認して炭素を抽出します。

熱や物理処理を行い炭素を黒鉛に返還し、更に黒鉛抽出時に混入されたガスを押し出します。

炭素含有率95%以上の黒鉛が精製され、6万気圧、1200度という高圧高温法でダイヤモンド生成を行います。

炭素がダイヤモンドに変換するには数週間かかるそうです。

ダイヤモンドの完成

完成したダイヤモンドは日本に送られてきます。

ダイヤモンドの仕上げ

申し込み時に希望したカットが施され、同じく希望した台座にセットされます。

アクセサリーにはしないピュアダイヤモンドも含め、厳重な品質検査が行われ保証書が添付されます。

自宅に届けられる

完成した遺骨で作ったダイヤモンドが、自宅に戻ってきます。

骨が湿っていたりした場合、別途乾燥代などが請求されることがあります。

ダイヤモンド葬を受け取った時点で差額があれば、ここで支払うことになります。
 
ダイヤモンド葬の製造には、概ね6ヶ月ほどかかります。

遺骨の状態によっても時間の経過が変わってきますので、細目に確認されることをお勧めします。

ダイヤモンド葬を依頼する場所

ダイヤモンド葬を行う会社は、ペットのダイヤモンド葬を含めて現在日本には3社ありますが、どれも代理店です。

ダイヤモンド葬の申し込みは直接コンタクトを取っても問題ありませんが、最近では葬儀社で手続きの紹介をしてくれるところもあります。

アルゴダンザ・ジャパン

アルゴタンザ社はスイスにある世界最大の遺骨ダイヤモンド製造メーカーです。

センペル・フィデス・ジャパン

センペル・フィデス社は、アルゴタンザ社が設立したペット専用の遺骨ダイヤモンドの専門会社です。

プレシャスワン

プレシャスワンは、アメリカ・イリノイ州に本社があるライフジェムUSA社が展開するペット専用の遺骨ダイヤモンドです。

事実上、人の遺骨でダイヤモンドを生成するのは、スイスのアルゴタンザ社だけです。

ダイヤモンド葬の費用

ダイヤモンド葬では、台座に使用する材質などでも価格が大きく変わります。

遺骨の量でもダイヤモンドの大きさに違いがありますので、これも価格に反映されます。

アルゴタンザ社の価格表を参考にしてください。

ダイヤモンド葬についてまとめ

合成とはいえ、ダイヤモンドとなると高額なイメージがあります。

しかし墓地を購入し墓石を建てることを考えると、逆に経費は抑えられるか同等程度ではないでしょうか。

遺族にとっては、供養やお墓の心配から解放されて、身軽に感じられるという利点もあります。

今回紹介したダイヤモンド葬についてまとめてみます。

  • ダイヤモンド葬とは遺骨の炭素を抽出してダイヤモンドを製造することをいう
  • ダイヤモンド葬は国内の代理店に申し込みスイスのメーカーで製造される

故人といつも一緒にいたい、お墓は持ちたくないなど、それぞれの事情や個人の想いが大切にされる時代になりました。

ダイヤモンド葬も、そんな新しい形の一つとして認知され定着しつつあります。

ダイヤモンド葬を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。