生前整理のやり方と時期、費用について

生前整理をするほど、まだ弱っていないからと何も手を付けていないということはありませんか?

生前整理は、自分のために行うものではありません。

生前整理が必要な理由や時期、生前整理のやりかたを紹介します。

生前整理とは

生前整理とは、遺言も含めて自分の死後の始末を明確にすることです。

生前整理は、自分のためではなく家族や親族のためにしておくべき事です。

自分の遺品を整理してくれるだろう家族や親族の手間を少しでも省くために必要なことです。

加えて、自分が死んだ後、財産などを巡ってトラブルにならないための手段でもあります。

生前整理はいつ始める?

生前整理は、体力があり元気なうちに始めるのがベストです。

例えば、子供が家を離れて巣立つとき、子供の持ち物をある程度整理することを始めても良いでしょう。

子供と同居するなどの転機があれば、それをきっかけにするのもお勧めです。

定年退職後、家にいる時間が増えたら生前整理の始め時です。

まだ良いと言っているうちに、どんどん体力が低下してしまいます。

体力がなくなってからでは、思うように動けず整理どころではなくなってしまいます。

何かしらをきっかけに始めてみるも良し!

思い立ったが吉日と、直ぐに始めてみるのも良いでしょう。

生前整理のやり方

生前整理とはいっても、何から手を付けたら良いのか分からない人が多いのではないでしょうか?

生前整理の手順を紹介しますので、参考にしてください。

やるべき事をまとめよう

独立している子供がいれば、相談しながら進めた方が後からのトラブルを回避できます。

例えば、子供の持ち物を捨てて良いのかどうかなど、お互い話し合いが必要です。

また、生前整理を子供の側から言い出した場合も、親が納得するまで言い分を聞いてあげることが重要です。

親にとっては大切な思い出を捨てようと言われたら、ショックかもしれません。

根気よく話を聞き親と向き合っていくことで、必ず納得してくれるはずです。

お互いが納得して生前整理を始めようと決まったら、やるべき事のリストを作りましょう。

生前整理のやる事リスト(例)

  • 各部屋の片づけと不用品の処分
  • 財産を明確にする
  • 遺言書やエンディングノートの作成

それぞれの項目を、さらに細分化するともっとやりやすくなります。

各部屋の片づけなら、リビング、子供部屋、仏間、寝室などと一か所ずつをタスクにします。

一つ終わるごとに達成感を感じることができるので、続けていくモチベーションにもなります。

こうして「やることリスト」を作ったら、いよいよ生前整理を始めましょう。

最初は家中の片づけから

各部屋を片付けながら、必要なもの、要らないものに分けていきます。

要らないものの中には、リサイクルできるものもあるかもしれません。

それはそれで仕分けをして行くと、後が楽になります。

処分に悩むものも、沢山ああるかもしれませんね。

そんな時の目安を紹介します。

  • 人から借りていたものは可能であれば返しましょう
  • 大切なものは残します
  • 大切だけど使わないものは売るか譲るか検討します
  • 使わないけど大切なものは残しても良いでしょう
  • 重要な書類や財産となるもの、貴重品は残します

例えば子供が小さかった頃の写真、家族で行った旅行の思い出、大切なものです。

全てを残しておくのは量的にも大変ですが、数枚だけ残してリビングに飾ってみませんか?

改めてデジタル化してデータとして残すこともできます。

生前整理をする本人にとって、何が大切なのかをしっかり理解して残すものを決めましょう。

不用品は処分することもできますが、その前にリサイクルの業者に買ってもらえるものはないか確認しましょう。

自分は必要としない物でも、値段が付くこともあります。

リサイクル業者に依頼すると無料で見積もりに来てくれるので、相談してみる事をお勧めします。

確実に売れそうなリサイクル品は、メルカリやラクマ、ヤフオクに出品してみるのも方法の一つです。

価値のあるものは、それだけを取り置きし相続を考えるときに検討しましょう。

財産の目録を作る

家の中が片付いたら、それを元に財産目録を作ります。

財産と呼べる物など無いと思っているとしたら、以下のようなものが無いか確認してみてください。

  • 預金通帳
  • 保険の契約書
  • 株などの証券類
  • ネット関係で仕事をしていた場合のログインパスワードやID
  • 所有している車
  • 今住んでいる家・土地

預金通帳であれば、銀行名や口座番号、カードのパスワードなどを記載しておきます。

保険の契約書があれば、それを保存した場所を、家や土地の権利書も同様です。

株も今やオンラインで処理が出来てしまうため、ログインIDやパスワード、口座番号を記載しましょう。

自家用車も立派な財産です。

車検証など保存場所の明記は勿論ですが、車の名義が誰になっているのか確認してください。

ディーラーのローンで支払いをした車は、名義がディーラーのままという事もありますから注意しましょう。

最近は、年齢に関係なくインターネットを利用してお小遣い稼ぎをしている人も増えました。

サーバーを借りていたりドメインを購入してたり、或いはログインして仕事を受注しているなど様々です。

そうしたログインIDとパスワード、振り込み口座なども明記しておきましょう。

遺言とエンディングノート

全ての物的な整理が終わったら、いよいよ遺言とエンディングノートの作成です。

抽出した財産を誰にどう振り分けるのか、遺言書を作ります。

また、死んだ後自分をどうして欲しいのか、自分の意志が伝えられない状態になった時どうして欲しいのかをエンディングノートに記入しておくことが大切です。

生前整理の費用

家族だけで行う生前整理は、自治体指定のゴミ袋代か粗大ごみとして持ち込む経費程度で済むでしょう。

しかし、手伝ってくれる家族がいないなどの理由で、自分だけではどうにもできないという場合は、専門業者を依頼することもできます。

その場合の経費は、遺品整理の相場とほぼ同額になります。

量で料金を設定している業者もいれば、部屋数で料金設定している業者もいます。

一例を紹介します。

量で料金を設定している業者の相場

  • 軽トラック満杯までで1万5千円~3万円
  • 2tトラック満杯までで3万円~8万円

部屋数で料金設定している業者の相場

  • 1DK 5万円から
  • 3LDK 20万円前後
  • 4LDK 23万円以上

業者に依頼する場合は、数店の業者に相見積もりを取ってみましょう。

作業をしてくれる人数などでも、価格が変わってくる場合もあります。

業者に依頼するなら、生前整理や遺品整理に関する資格を持っている人がいる業者がお勧めです。

一般社団法人「生前整理普及協会」が、生前整理のお手伝いをする「認定作業士」の育成や認定を行っています。

生前整理についてまとめ

立つ鳥、後を濁さず!

立ち去る者は見苦しくないようきちんと始末をつけていきなさいという諺です。

生前整理もまさにそれを実践する行為に他なりませんね。

生前整理まとめ

  • 生前整理は元気で体力がある内に始めるべき
  • 整理は家族で一緒に行うのがベスト
  • 生前整理は家の片づけから始めよう
  • 業者に依頼するなら最初に相見積もりを取ること

いかがだったでしょうか?

生前整理を考えているなら、早速始めてみませんか?

生前整理に早すぎるということは無いと、筆者は実感しました。