喪中はがきの書き方について、送る時期や送る相手の範囲など

喪中につき新年の挨拶を失礼させていただきます。

こんなハガキをいただいた事はありませんか?

こうしたハガキを喪中はがきといいます。

不幸にも自分が喪中はがきを出す側になった時、頭の中をグルグル回るだろう疑問や不安を調べてみました。

喪中と喪中はがきについて

喪中とか喪が明けるとか、そもそもその意味が良く分からない人も多いのではないでしょうか?

近親者が亡くなった時、一定期間(1年間であることが多い)故人の死を悼み、身を慎むことを「服喪(ふくも)」といいます。

元々は神道の穢れ(けがれ)の概念から来ている慣習です。

昔は死は穢れの一つとされており、その穢れが他の人にも波及しないようにという心遣いから生まれたものです。

人と余り相対することなく、ひっそりと暮らす事が喪に服す期間の習わしでした。

服喪期間の年賀状は、年神様をお祝いする行事の一つですから、参加することはできません。

喪中はがきは、喪に服している最中ですという事を伝えるものではなく、「喪中のため今年は新年のお喜びをお伝えする事を失礼いたします」という事を伝える挨拶状です。

正式には、年賀欠礼状といいます。

喪中はがきの書き方

喪中はがきに必ず書く必要がある項目が3つあります。

  1. 新年の挨拶を失礼することを伝える冒頭文
  2. 亡くなった人の名前、自分との関係、亡くなった時期、何歳だったか
  3. 先方への感謝や健康を祈る言葉など

喪中はがきには専用のはがきがあります。

切手を貼る場合も、弔事用の切手がありますから、必ずそれを利用してください。

喪中はがき冒頭文の例文

冒頭の文は自分で考えたりせずに、気に入った例文をそのまま使用された方が無難です。

例文

  • 喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮させていただきます
  • 喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
  • 喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
  • 服喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
  • 喪中につき、勝手ながら新年のご挨拶は差し控えさせていただきます

喪中につきという箇所を服喪中と置き換えたり、新年を年頭や年末年始に置き換えるなどの違いはありますが、概ね伝える内容が同じであることが分かります。

余りだらだらした文章は避け、簡潔な文章が好まれるようです。

誰がいつ亡くなったのかを伝える例文

例文

  • 父○○が本年○○月に○歳にて永眠いたしました
  • ○○月に母 ○○(享年○歳)が永眠いたしました
  • かねてより病気療養中だった祖母○○が○月に○歳にて永眠致しました

父や母、祖母といった自分との関係、故人の名前、年齢や亡くなった時期などを入れた一文を、喪中はがきの真ん中に配します。

結びの例文

ここでは、お世話になったことへの感謝の気持ちを伝えます

例文

  • 本年中に賜りましたご厚情に感謝致しますと共に、皆様に良き年が訪れますようお祈り申し上げます
  • 〇〇(故人名)が生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますと共に、皆様が健やかなる新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます
  • 生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますと共に、明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます

最後に

喪中はがきの最後は、年号と月を漢数字で記入します。

月は喪中はがきを書いた日や投函日などは関係なく、必ず12月と書くのがマナーです。

また西暦は使用せず、年号で書くのも決まりごとに一つですので、覚えておきましょう。

年賀状を受け取るのはマナー違反ではない

喪中はがきを出す側になると、年賀状を受け取ってはいけないと解釈する人が多いですが、実はそうではありません。

年賀状を受け取るということは、年始の挨拶を受けることですから何も問題はありません。

喪中はがきは、こちらからの年始の挨拶は失礼させていただきますと伝えているにすぎません。

いつものように年賀状をいただきたい時は、喪中はがきの片隅に年賀状をお待ちしていますと書いてみてはいかがでしょうか。

ただ、服喪中の相手に年賀状を出す時は、言葉に気を付ける必要があります。

「おめでとう」や「賀」など、お祝いを表す言葉を避ける必要があります。

そこで服喪期間中の人に年賀状を出す際の例文を紹介します。

例文

  • 新年のご挨拶を申し上げます
  • 故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます
  • 昨年は色々とお世話になり誠にありがとうございました
  • 新年が穏やかな年でありますよう心よりお祈りいたしております

こうした書き出しに、少し近況報告などがあると喜ばれますので、参考にしてください。

喪中となる範囲

自分を中心に、どこまでの範囲の人が亡くなった場合に喪中はがきを出すべきか、最近の事情を説明します。

まずは一親等とされる、自分の親や配偶者、子供が故人となった時は喪中はがきを出します。

昔は二親等までは喪に服すとされていましたが、最近は別居している場合はその限りでは無いようです。

二親等とは、兄弟姉妹、祖父母や孫をいいます。

同居している場合は喪に服し、そうでない場合は喪に服さなくても良いという解釈です。

ただ個人の49日までは忌中といって、より厳格に喪に服す期間です。

その期間に年始を迎える場合や、叔父・伯母などの三親等でも特にお世話になったなど、個人の判断で喪中はがきを出すことは差し支えありません。

喪中はがきを送る時期

喪中はがきは、11月末から遅くても12月上旬までには投函しましょう。

先方が年賀状の準備を始める前に届くように送るのがマナーです。

喪中はがきを送る範囲

喪中はがきは、普通の年賀状と違って、どこまで誰まで送ったら良いのか悩むところです。

喪中はがきを送る範囲について、一般的に送った方が良いとされる範囲を紹介します。

年賀状をやりとりしている人

普段のお正月、普通に年賀状を送って新年を迎える喜びを分かち合っている人たちには、必ず喪中はがきをおくりましょう。

故人の友人関係

故人が亡くなったことを知らずに、故人あての年賀状を準備してくれるかもしれません。

お葬式に参列してくれた人以外にも、何らかの理由で参列できなかった故人の友人に喪中はがきを送るのもマナーに叶っています。

お葬式に参列してくれた人

お葬式に参列してくれたのだから、喪中であることは当然知っているはずと除外してはいけません。

参列してくれた事に一言お礼を添えて、喪中はがきを送るのがスマートなマナーです。

喪中はがきについてまとめ

喪中はがきについて調べたことをまとめてみます。

  • 喪中はがきの正式名称は「年賀欠礼状」という
  • 喪中はがきには、必要な内容が3つある≪例文紹介≫
  • 服喪中に年賀状を受け取るのはマナー違反ではない
  • 服喪の範囲は一親等は必須。二親等以下は状況で個人が判断
  • 喪中はがきを送る相手は毎年年賀状をやり取りしている人は必須

喪中はがきは、郵便局や印刷承りますとあるフォトショップに依頼するという人も少なくありません。

しかし内容を知って依頼するのと、そうでないのとでは、自分の納得度も変わってきます。

不幸にも喪中売ハガキを出す側になってっしまった時は、ぜひ納理解したうえで印刷をお願いしてください。

また印刷された文字だけではなく、一言手書きの文章があると喜ばれるのは言うまでもありません。