弔電のマナーとは?文例や宛名、送り方について

通夜や告別式に参列したいけれど、都合が悪くて行けない

…そんなとき、まず手配したいのが「弔電」です

でも、日常生活で馴染みのない“電報”は、

利用の仕方を知らないという人も多いことでしょう。

また、弔事ならではのマナーが弔電には必要です。

ここでは、弔電の手配の仕方や宛名・差出人の書き方、

文例について詳しく紹介しています(価格は2018年4月のものです)。

弔電とは

電話やメールなどが存在しなかった時代、

遠く離れた相手に急いで情報を伝える手段は「電報」しかありませんでした。

かつてはモールス信号などの電信を、中継所を介して目的地まで届けていたのです。

情報伝達が瞬時に手軽に行えるようになった現代では、

電報は冠婚葬祭といった慶弔時に、

手紙よりも格式のあるメッセージとして利用することが中心になっています。

このうち、通夜や告別式、その後の法要などに届ける電報を「弔電」といい、

故人の死を悼み、遺族を励ます言葉を送るものです。

元来の電報の性質上、前日までに手配すれば会場に届けてもらえるという迅速性と、

全国どこからでも手配できるという簡便性が魅力といえるでしょう。

また、弔電として送ると、式の中で差出人の名前と共に紹介してもらえるので、

出席できなくても弔意を参列者に知ってもらえるというメリットがあります。

 
なお、厳密には旧・電気通信事業者であった

NTT東日本・西日本とKDDIが行うものが「電報」だったのですが、

近年の規制緩和により、日本郵便(レタックス)や民間会社も参入し、

電報類似サービスも多く見られるようになったため、

これらも含めて「電報」と呼ぶのが一般的になっています。

取り扱い業者は後述しますので、そちらも併せてご覧ください。

弔電を送るために

まずは、電報を送るのに必要な情報を整理しておきましょう。

通夜や告別式の場合は一両日中に届けなければならず、迅速な手配が必要ですから、

できるだけ訃報が入った時点で確認しておくと良いでしょう。

必要な情報は、次の通りです。

弔電に必要な情報

  • 宛先(通夜・告別式などの会場住所)
  • 日時
  • 宛名(受取人)
  • 送り主(差出人)


宅配便を送るときに必要な情報と同じですが、弔電ならではの注意もありますので、

それぞれ詳しく見ていきましょう。

宛先と宛名(受取人)

弔電にも宛先の住所は必要ですが、多くの場合、

故人の家ではなく寺や斎場・葬祭会館に送ることになると思います。

訃報と共に通夜や告別式の案内もあるはずなので、必ず聞いておきましょう。

あわせて会場の電話番号も確認しておくと何かと安心です。

電話など口頭で聞いた場合は、会場の住所をホームページなどから

聞き間違っていないかできるだけ確認しておきましょう。

 
宛先は通常「喪主」となりますが、

できれば喪主と故人の氏名を両方をフルネームで記載するようにします。

斎場や葬祭会館などが会場となっている場合は、

式の管理を喪主の名前で行っているため喪主宛にした方が間違いが少ないことと、

同時にいくつかの葬儀が行われる可能性があり、

中には同じ苗字があるかもしれないためです。

喪主がわからない場合は、「故○○○○様御遺族様」として手配すると良いでしょう。

 
また、友人の父が亡くなり、友人の母が喪主となった場合、

弔電を送りたい相手は喪主ではなく、友人本人ですよね。

喪主以外に弔電を送りたい時は、

「○○○○(喪主名)様方△△△△(友人など弔電を送りたい人の名)様」

として喪主と受取人がわかるように宛名を書くようにしましょう。

社葬のように団体が主催する場合、喪主ではなく葬儀責任者や部署名、

もしくは主催者名宛に送れば大丈夫です

なかには弔電の受付場所が会社や会場などに指定されていることもありますから、

案内状などをよく確認するようにしましょう。

 
なお、通夜・告別式以外の法要では、

案内されてから当日までに間があることが多いことでしょう。

余裕をもって手配することに変わりはありませんが、

送り先が喪主宅がよいのか会場が良いのかはケース・バイ・ケースとなります。

しかし、法要の連絡をもらうというのは故人との関係が深かったことの表れですから、

遺族(喪主)の住所がわかればそちらに送っても良いのではないかと思います。

日時

通夜や告別式が行われる日にちや時間は重要です。

間違えて先方に届かないのはもちろんのこと、

日時があっていたとしても会場の準備に間に合うように届けなければならないからです。

弔電は早く届ける方がよいとされていますので、

間に合うのであれば通夜前に送っても問題ありませんが、最近では式の進行の都合上、

通夜前に届いた弔電もまとめて告別式で奉読するケースが増えています

ただし、奉読の順番は、故人との関係や社会的地位によって決定されます。

ですから、通夜直前に届いてしまうよりも告別式前に余裕をもって届くよう手配する方が

遺族の負担にならず、マナーにかなっているといえるでしょう。

会場が故人の自宅であれば準備が大変なので告別式の前日に、

別の会場であれば告別式開始の3時間前までに会場に届くように手配すると良いでしょう。

送り主(差出人)

送り主は氏名だけでなく、

故人との関係が遺族や参列者にわかるようにすることが大切です。

特に遺族にとっては、式の中で奉読する順番を決める時の情報になるからです。

ですから、送り主の名前はフルネームで、関係を添えて次のように書きましょう。

××高等学校 同級生 □□□□

株式会社××  営業部 □□□□

多くの場合、記入欄が設けられていますが、

併せて住所や電話番号も書いておくと良いでしょう。

連名で送る場合はそれぞれの氏名を書き、

「□□サークル一同」のように団体の場合は代表者を決めて名前を書いておくと親切です。

読みにくい名前は読み方やふりがなをつけておくと、

奉読の時に間違えられる心配もありませんね。

手配の方法

宛先・宛名・日時などの情報が入手できたら、早速弔電を手配しましょう。

以前はNTTへの電話による申し込みが一般的でしたが、

現在では電報の類似サービスも普及し、

申し込みも電話だけでなくインターネットで手軽にできる所が増えています。

 
電話はインターネット回線が使えないところからでも利用でき、

オペレーターに相談しながら申し込めるというメリットがありますが、

弔電台紙のイメージや価格がわかりにくいというデメリットがあります。

一方のインターネットによる申し込みは、パソコン操作が必要ではあるものの、

業者が多く、写真と価格を見ながら台紙が選べることに加え、

割引があったり受付時間が長かったりなどのメリットもあります。

弔電自体は同じですので、どちらの方法でも利用しやすい方を選べば良いでしょう。

 
なお、弔電の料金体系は業者によって異なり、

台紙の価格に加え、文字数によって変化したり、文字代込みだったりなど様々です。

台紙には、厚紙だけのシンプルなもの、刺繍や押し花つき、漆塗りのお盆、

プリザーブドフラワー付きなどがあり、台紙価格は無料~数万円まで様々です。

メッセージには弔電用の定型文が用意されていますが、

規定文字数を超過すると追加分を支払う業者もあります

肩書などを含めた差出人の文字数も含まれる場合があるので、注意してください。

通常の配送料は代金に含まれており、全国一律料金が一般的です。

ただし、急いで配達するなどのサービスは別料金のオプションとなり、

他のサービス内容も異なるので、ニーズにあった業者を探すのも良いでしょう。

以下に代表的な電報の取り扱い業者を紹介しておきますね。

NTT「電報」

昔ながらの安心感があるのが、NTTの弔電サービスです。

無料の台紙があり、510円(税抜:25文字)から取り扱いがありますが、

弔電の料金は基本的に次のようになっており、

インターネット申し込みでは割引が適用されます。

NTT 弔電の基本料

台紙代 + メッセージ代(文字数) + オプション料金 + 消費税

慶弔電報の場合、配達日の3日前までに申し込むと150円引きとなるので、

通夜・告別式の場合は難しいですが、その他の法要などではお得に利用できそうですね。

また、連名表記、毛筆体縦書きのほか、

配達した日時を通知するオプションサービス(有料)もあります。

電話・インターネットのどちらでも申し込みできますが、

受付時間は異なりますので詳細は下記をご覧ください。

電話

電話番号 局番なしの115 (NTT東日本・西日本共通)
一部電話からはフリーダイヤル 0120-759-560

 
受付時間 8:00~19:00 (年中無休)

受付時間内の申し込みなら当日配達が可能です。

全国どこからでも申し込めますが、

公衆電話や携帯電話によっては申し込めないものもありますので、

その場合はフリーダイヤルへかけるようにしましょう。

支払いは、固定電話・携帯電話は利用中の電話番号への請求となりますが、

フリーダイヤルからの申し込みの場合はクレジットカード払いのみとなります。

インターネット「D-MAIL」


NTT東日本 D-MAIL

NTT西日本 D-MAIL

 
24時間受付(0:00~19:00は当日配達可能、それ以降は翌日配達)

電報受付サイト「D-MAIL」はNTT東日本・西日本それぞれにあります。

内容はほぼ同じですが、限定商品などの違いも見られますので、

実際に弔電を送る場合は各サイトをご確認ください。

24時間申し込める上に、40円割引となるので便利でお得です。

ただし、19:00以降の受付では、翌日8:00以降の配達になるのでご注意ください。

支払い方法は、


  • 毎月の電話料金と一緒に請求
  • クレジットカード払い
  • ドコモ払い


がありますが、固定電話やNTTドコモとの契約の有無によっても異なりますので、

適切な方法を選びましょう。

KDDIグループ 電報「でんぽっぽ」

KDDIやauの回線利用者のほか、フリーダイヤルやインターネットなどを利用して

KDDIの電報サービス「でんぽっぽ」を受けることができます。

料金体系が電話とインターネットで異なるので、詳しくは各項をご覧ください。

その他のオプションとして、電報の配達完了を知らせてくれる「配達通知」や、

申込内容を印刷してくれる「利用証明」などの郵送サービスが別料金で受けられます。

 
なお、当日配達の〆切時間は配達エリアによって異なり


  • 政令指定都市・県庁所在地など 17時
  • 上記エリア以外 14時


となっているので、オペレーターや公式サイトを確認の上、申し込むと良いでしょう。

以前はKDDIグループの特徴として海外への電報も受け付けていたのですが、

2018年3月23日でサービス終了となっています。

電話

でんぽっぽ電話番号 局番なしの115
一部電話からはフリーコール  0120-907-115

 
受付時間 8:00 ~ 22:00(年中無休)

特徴として、電話による受付時間がNTTよりも長いことが挙げられます。

また、KDDIやauの回線(光回線、J:COMなど含む)を利用している電話から

「115」へかけるか、それ以外の電話の場合は専用フリーコールへかけると

“でんぽっぽ”の担当オペレーターにつながり、弔電を受け付けてもらえます。

支払いについては、前者は電話料金などと一緒に請求されますが、

後者はクレジットカード払いのみとなります。

一部「でんぽっぽ」が配達できない地域があり、その場合はNTTの115番に転送され、

全国への弔電の申し込みが可能です。

電話申し込みの場合、弔電の基本料金は次のようになります。

KDDI 弔電の電話申し込み 基本料

台紙代 + 文字代(25文字以内700円より) + オプション料金 + 消費税 

ただし、台紙の価格はインターネット申し込み時よりも

1,000~1,500円ほど安くなります。

無料台紙の取り扱いはないので、

電話申し込みした場合、1,200円(25文字以内700円・台紙500円)が最低価格です。

インターネット


でんぽっぽ インターネット申し込み

  
24時間受付(14時までの受付完了で当日19時までの配達可能:除外エリアあり)

インターネットから「でんぽっぽ」を利用すると、

0:00~7:50までに受付完了の場合、エリアによっては11時までに配達が可能なので

告別式当日でも間に合います。

さらに、東京23区や政令指定都市などは有料オプションになりますが、

17時までの受付でも当日配達が可能となります。

インターネット申し込みの場合、文字代がかからないため、

弔電の基本料金は次のようになります。

KDDI 弔電のインターネット申し込み 基本料

 
台紙代 + オプション料金 + 消費税

電話申し込みと違って台紙代は1,500円~となるため、弔電の最低価格は1,500円です。

支払いには、


  • クレジットカード払い
  • ケータイ3社(au、ドコモ、ソフトバンク)のキャリア決済
  • au WALLETなど


が利用できます。

事前の申し込みが必要なものもありますので、詳しくは公式サイトでご確認ください。

日本郵便「レタックス」

日本全国に拠点を持つ郵便局ならではの電報類似サービスが「レタックス」です。

正式名称は“ファクシミリ送信型電子郵便”といい、FAXを利用したサービスとなっています。

基本的には、専用の原稿を受け取った窓口から届け先の最寄りの窓口までFAXで送信し、

そこで指定の台紙・用紙を用いてレタックスを作成して、

速達として配達するというシステムです。

NTTやKDDIのようにインターネットや電話で依頼するだけでなく、

郵便局で対面して申し込める点や料金体系がシンプルという点が

慣れない人には大きなメリットといえるでしょう。

日本郵便 レタックス基本料

台紙代のみ

原稿1枚であれば文字数に制限がなく、

自筆やイラストなども送ることができるのは大きな魅力ですね。

ただし、原稿が2枚になると追加料金が発生するので注意してください。

また、自宅のFAXを利用しても送ることができます。

詳細は各項で述べますが、申し込みの選択肢が多いのも

レタックスの特色といえるでしょう。

なお、電話による申し込みは、2018年3月31日でサービス終了となりました。

窓口・ポスト・FAX

全国の郵便局 窓口

15時ごろまでの受付で当日配達(一部地域を除く。配達時間指定なし)

対面で申し込める唯一の電報サービスをもつのは、

おそらく郵便局の窓口申し込みのみでしょう。

窓口でレタックス専用の原稿用紙を入手し、

それに必要事項(差出人・受取人名、住所、送付場所名、取扱種別(弔慰など))と

本文にあたるメッセージを書き込みます。

文字だけでなくイラストなどもOKですが、

弔電ですから弔意や遺族の慰めになるようなものに留めましょう。

この専用原稿を窓口に提出すれば受付完了となります。

支払い方法は、


  • 現金
  • 切手
  • 料金後納(1ヶ月分の郵便料金を翌月に一括払い)


の3つですが、申し込みの手段によっては支払い方法が決まることもあります。

窓口で専用原稿を受け取ったあと、持ち帰ってゆっくり記入することもできますよ。

書き終わったら窓口に持参するか、ポストへの投函やFAXによって送ることも可能です。

ポストを利用する場合は、適当な封筒に料金相当分の切手をはり、

記入済みのレタックス専用原稿を入れます。

封筒の表に宛名は書かず、

「レタックス」または「電子郵便」と朱書きして投函すればOKです。

FAXも利用できますが、

事前に提出先の郵便局に専用の“承認請求書”を提出しておく必要があり、

少々面倒なのでおすすめしませんが、この手続きさえしておけば、

承認を受けた郵便局あてに送信するだけです。

支払いは料金後納のみとなります。

なお、料金後納を利用するには、事前に郵便局での手続きが必要なのでご注意下さい。

インターネット「Webレタックス」


Webレタックス
24時間受付(年中無休)


文字数に制限がないのがレタックスのメリットですが、

同様のサービスをインターネットからも申し込みできます(事前登録は必要)。

用意された定型文から選ぶだけの「かんたん作成」や、

自分でレイアウトしたりイラストを追加したりできる「こだわり作成」の

どちらかを選んで作成します。

窓口などから申し込むよりも80円安くなるので、

シンプルな台紙なら最低価格512円から利用でき、

配達状況を確認できる追跡サービスを無料で受けられるのも

Webレタックスの嬉しいところです。

当日配達は15時30分ごろ(一部地域は13時30分)までの受付で可能なので、

窓口よりも少し受付時間が長く、

翌日以降であれば午前(9時~12時頃)または午後(12時~19時頃)の配達が選べます

弔電ではあまり利用しないかもしれませんが、20円プラスするとカラー印刷も可能です。

支払いは


  • クレジットカード払い
  • 料金後納


となります。

VERY CARD(佐川急便子会社)


VERY CARD インターネット申し込み

24時間受付(14時までの申し込みで全国即日配達が可能(一部地域を除く))

VERY CARDは宅配便大手「佐川急便」の子会社が運営する電報類似サービスです。

申し込み方法はインターネットのみですが、

台紙だけでなく供花(生花)と一緒に弔電を送れるなど

宅配業者ならではの物流ネットワークを生かした強みがあります。

料金体系も非常にシンプルで全国どこへでも一律料金で配達してくれます。

VERY CARD 弔電基本料

台紙代のみ

文字数は350文字までですが、台紙の料金に含まれており、

全国へ1280円(税抜)から発送できます。

通常の弔電では文字数によって価格が高くなってしまうので、

長めの弔電を送りたい場合は割安といえるでしょう。

例文も数多く用意されており、手軽に遅れるのも魅力ですね。

支払いはクレジット払いのみです。

ただし、法人登録をすると一通1040円から利用でき、

銀行振込や自動引き落としなども可能です。

一般的な文例

弔電は、故人の死を悼み、遺族の気持ちに寄り添ったり励ましたりするメッセージです。

通夜や告別式など大勢の前で奉読される可能性を考えて、

厳粛な場にふさわしい言葉遣いや内容になるよう、十分な配慮が必要となります。

業者などが提案する定型文は決まりきった内容ばかりですが、

これらを踏まえ礼儀に則った伝統的なものとなっているんですね。

故人や遺族に個人的にメッセージを贈りたい場合は、

後日、手紙としてしたためるか弔問するなどして、

弔電では定型文をベースに適宜付け足す程度の方がふさわしいものとなるでしょう。

また、弔事では避けるべき表現(忌み言葉)や

普段は馴染みのない敬称なども弔電では使います。

これらの詳細については次項で「マナー」として触れておりますが、

他に宗教によってふさわしくない表現もあり、

定型文から選ぶ時にも気を付けなければならないことがあります

ここでは宗教や法要のタイミングによる弔電の例を紹介しておきましょう。

通夜・告別式(一般)

○○様のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。(26文字)

 
○○様のご訃報に接し、悲しみにたえません。謹んで哀悼の意を表します。(34文字)

 
突然の悲しみに、言葉もありません。参列もかなわず、本当に残念です。謹んでお悔やみ申し上げます。(47文字)

通夜・告別式(仏教)

○○様のご訃報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。(45文字)

 
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、○○様のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。(47文字)

 
ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。参列もできず、誠に残念です。衷心より○○様のご冥福をお祈りいたします。(58文字)

 
突然の訃報に接し、悲しい思いでいっぱいです。ご家族皆様のご心痛いかばかりかとお察し申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。(68文字)

 
○○様のご訃報に接し、弊社社員一同、心からご冥福をお祈りいたします。(34文字、社葬)

通夜・追悼の儀(キリスト教)

神の御許に召されました○○様を偲び、ご遺族がこの悲しみに立ち向かい、たくましく歩んでいかれますことをお祈りいたします。(59文字)

 
○○様のご訃報に接し、お悲しみをお察し申しあげますとともに衷心より哀悼の意を表します。どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心からお祈りいたします。(73文字)

法要・慰霊祭

この度の慰霊祭にあたり、ここに眠る御霊の安らかなることをお祈りいたします。(37文字、一般)

 
△回忌のご法要にあたり、○○様の面影を偲びつつ、あらためてご冥福をお祈り申し上げます。(43文字、仏教)

 
○○様追悼ミサにあたり、心より哀悼の意を表します。皆様のご健康をお祈り申し上げます。(42文字、キリスト教)

 
この度の慰霊祭開催にあたり、関係者各位のご尽力に敬意を表しますとともに、○○様のご冥福を心よりお祈りいたします。(56文字、仏教、社葬)

気をつけたいマナー

通夜や葬儀、それ以降に行われる法要などは、死者を弔う儀式として厳粛なものです。

ですから、参列できなかったとしても、

それと同等の礼儀が弔電には求められると捉えましょう。

ここでは、弔電を送る際のマナーについてまとめてお伝えしていきます。

タイミングを考えて送る

故人へのお悔やみと遺族への慰めのメッセージが「弔電」ですから、

訃報を受けたらできるだけ早く手配するのが良いとされています。

多くの電報業者では、夕方には当日配送が締め切られてしまいますので、

すぐに手配しても翌日になってしまう可能性もありますね。

加えて、葬儀会場宛だと早すぎると受け取ってもらえないこともあります。

弔電を送るのに必要な情報が入手できたら、

上記記事をもとに電話やインターネットで業者の配送システムについて

調べてみると良いでしょう。

また、早く送る方が良いとはいっても、

遺族の状況次第では弔電を送るタイミングを考えた方が良いケースもあります

例えば、亡くなった当日に故人の自宅宛てに弔電を送る場合、身内が少ないと、

通夜の打ち合わせに追われて忙しい思いをしている最中に弔電が届くことになります。

電話をかけるなら弔電の方が親切だとは思いますが、

もしかしたら通夜の会場宛に弔電を手配する方が

遺族の負担にならないかもしれませんね。

 
なお、告別式に間に合うかどうかの

微妙なタイミングで弔電を手配するのは絶対に止めましょう

式が済んでから会場に届くのはマナー違反となり、遺族に対して失礼です。

後日、故人の自宅か遺族宛に手配するようにしましょう。

忌み言葉などは使わない

冠婚葬祭では使うと縁起が悪いとされる「忌み言葉」があります。

これには“不幸が重なる”などの「重ね言葉」や、

死・苦や不吉な未来を連想させる言葉などがあり、いずれも使わないのがマナーです。

 

《 弔事での忌み言葉 》
避けるべき言葉 理由
「重ね重ね」「重々」「度々」
「再三」「再び」「次々」
「またまた」「まだまだ」
「ますます」「いよいよ」
「つくづく」「返す返すも」
「これからも」「この先も」
「おって」「続く」
言葉を重ねることで“不幸が重なる”。
この先も不幸が訪れるかのように聞こえてしまう。
「4」「9」 「死」や「苦」に通ずる。
「消える」「大変なことになる」不吉さを連想させる。
「浮かばれない」「迷う」故人の死後に不吉さを感じさせる(仏教)。

また、死などのマイナスイメージを直接的に表現することも避け、遠回しに表現する方が良いとされています。

《 適さない直接的表現 》
元の言葉 言い換えた表現
死ぬ・死亡・死去・亡くなる ご逝去、他界される、ご永眠
召天(キリスト教)
急死・事故死急なこと、突然のご不幸、悲運
生きる ご生前
恩を受ける大恩・恩義・恩人・恩情
※故人を尊重した言い回し
(故人との)別れ
※できれば言い換える
永別・訣別
悲しみ
※できれば言い換える
悲哀・悲痛・痛恨

表を参考に言い換えるようにしましょう。

敬称に注意する

父・母・祖父・祖母・子などの血縁関係を表す言葉は

普段あまり使わない、特別に丁寧な表現を用います

特に故人を指して用いる場合は気をつけましょう。

《 血縁関係を表す言葉 》
元の言葉言い換えた表現
ご尊父(そんぷ)様、お父様、お父上(様)
ご母堂(ぼどう)様、お母様、お母上(様)
祖父 ご祖父様
祖母 ご祖母様
ご主人様、ご夫君(ふくん)様
ご令室(れいしつ)様、ご令閨(れいけい)様
息子 ご子息(様)、ご令息(様)
ご息女(様)、ご令嬢(様)
兄弟・姉妹 御兄様、御弟様、御姉様、御妹様、または△△(故人の名)様

弔電を送った後の対応

忘れてはいけないのは、基本的に「弔電は正式な対応ではない」ということです。

通夜や告別式に参列できない場合の“ひとまずの対応”なので、

弔電を送付後、香典を贈り弔意を表すのが礼節を重んじた対応なのです。

もちろん故人との関係性にもよるので、

浅い付き合いならば弔電だけで済むこともあります。

ただし、親交のあった人ならば、

後日、弔問するなり手紙を書くなりして香典を贈る方がよいでしょう。

手紙なら参列できなかったお詫びとお悔やみの言葉を添え、

現金書留で香典または御供花料などを郵送するようにします。

香典についてはこちらの記事で詳しく触れていますので、併せてご覧ください。

香典の入れ方は?金額や袋、連名などマナーについて